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GReeeeNの縁と奇跡

GReeeeNの縁と奇跡

 

 

今年でデビュー10周年を迎える4人組ボーカルグループ・GReeeeNが、ニューアルバム『縁』を発表した。

 

シングル「愛唄」や「キセキ」のヒットで一躍トップアーティストの仲間入りを果たした彼らは、素顔を見せない“覆面グループ”であり、全員が歯科大学の学生(当時)という異色の経歴で話題をさらった。

 

今もその楽曲はドラマ主題歌やCMソングとしてお茶の間に届き、新たなファンを獲得している。

 

10年を経てなお、彼らが“古くならない”のはなぜだろうか?

 

 

一般的に10周年を迎えたアーティストといえば、ブレイク時期にはよるものの、ある程度の“落ち着き感”があるものだ。

 

長期間セールス的に成功しているならば、安定感や普遍性を持つことも多い。

 

だがその一方、“目新しさ”や“旬”といったキーワードからは遠ざかってしまうのは致し方ないことだろう。

 

 そんななか、やや毛色が異なるのがGReeeeNだ。

 

2007年、3作目のシングル「愛唄」で、テリー伊藤が初監督を務めたミュージックビデオが話題となり、比較的早い段階でブレイク。

 

続いて、人気グループ・NEWSに提供した「weeeek」もヒットし、今年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)でも歌われるなど、長く愛される曲となっている。

 

さらにドラマ『ROOKIES』(TBS系)の主題歌「キセキ」(2008年)は、グループ初のオリコンランキング1位を記録、そのロングヒットにより人気を不動のものとした。

 

 

その「キセキ」からすでに8年が経つが、GReeeeNは今もドラマ『家売るオンナ』(日本テレビ系)主題歌「beautiful days」や、『エイブル 2016 春』(「始まりの唄」)、『日本赤十字社 はたちの献血』(「ビリーヴ」)、『キャリタス就活 2017』(「夢」)などのCMソングに抜擢されており、テレビで彼らの音楽を耳にすることも多い。

 

ある種のスタンダードとなりつつも、タイアップの対象年齢からもわかるとおり、今なお若い世代に受け入れられる新鮮さを保ち続けているようだ。

 

 オリコンのモニター調査によると、「愛唄」「キセキ」等の初期作品から継続して作品を購入し続けているファンは、主にGReeeeNの楽曲の良さに惹かれている人が多い。

 

対して新規ファン層(2012年以降からの購買層)は、楽曲の良さはもちろんだが、GReeeeNに対して「センスが良い」「チャレンジング」といったイメージを抱いており、“時代とともに新たなことに挑戦をしている”というトレンド的な印象を持っている。

 

10周年を迎えるアーティストが、最近の若いリスナーからそのように思われるということは、なかなか稀有なことではないだろうか。

 

ではなぜ、GReeeeNが上記のような印象を抱かせることに成功したか?

 

それは、彼らの音楽が変わらずドラマやCM、音楽番組から流れ続けていることが一つの要因。

 

そしてもう一つは、“覆面”であることが大きく影響しているように思われる。

 

 前述のとおり、デビュー当時からメディアに一切姿を見せてこなかったGReeeeNは、今も徹底して“覆面”であり続けている。

 

他にも、MAN WITH A MISSIONやSEKAI NO OWARIのDJ LOVEのように“かぶりもの”をしたアーティストは存在するが、彼らは顔こそ見えないものの音楽番組に登場するし、言葉も発する。

 

それに対し、GReeeeNはまったく生身の姿をメディアに現さないがゆえに、下手をすると実在さえ疑われかねない徹底した“覆面”ぶりなのである。

 

 デビューして10周年ともなると、アーティストとはいえ誰しも年を取る。

 

より若い世代から見れば、“10年前からいる人”であり、“自分の世代ではない”という一線が引かれてしまい、そこに新鮮味を感じることは難しくなる。

 

だがGReeeeNは、普段その存在を感じることはなく、年齢を意識することもない。

 

若年層にしてみれば、もともと“顔が見えない”のだから古さを感じないだけでなく、リアルタイムに楽曲が生活の中に流れてくれば、それは“新進気鋭”のアーティストと何も変わらないのである。

 

もちろん、“顔が見えない”だけに、その人間性を感じることが難しく、コアなファンを獲得しにくいマイナス面もある。

 

GReeeeNはその点を圧倒的な楽曲の良さでカバーし、また効果的なタイアップで新たな層に浸透させることに成功。

 

GReeeeNという名前の表記やロゴだけで、センスの良さをも感じさせている。

 

 MAN WITH A MISSIONの例もそうだが、ボーカロイドなど、“素顔”が見えないものは、海を越え人種の壁を超えることも多い。

 

GReeeeNはその歌詞が支持されていることからも国内向きではあるだろうが、彼らはこれまでにない方法で時を超えている。

 

いつ見ても変わらず、世代が変わっても誰もが通過する、音楽シーンにおける『サザエさん』のような存在になるのかもしれない。

 

 

GReeeeNの着うた・着メロならここ!

 


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