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Hey! Say! JUMPライブレポート

Hey! Say! JUMPライブレポート

 

山田涼介が演出など担当、統一感ある“舞踏会”風ステージ

 

昨年、先輩であるV6とメインパーソナリティーを務めた
『24時間テレビ』(日本テレビ系)を筆頭に活躍の場を広げ、
グループだけでなく、個々の存在も多くの人に知らしめたHey! Say! JUMP。

 

2007年のデビュー以降、もっとも飛躍の年だったといえる
2015年の追い風に乗り、グループが結成された場であり、
同会場の連続記録公演を持つホームグラウンド・横浜アリーナに
一回りも二回りも大きくなって帰ってきた。

 

 大きくなった理由として、コンサートのコンセプトが、
より明確になったことがまず挙げられる。

 

以前は、八乙女光や薮宏太が構成・演出のアイディアを
形にしたものが多かったのだが、3rdアルバム『smart』
発売時からはアルバムを軸にしたツアーを行うようになり、
メンバー全員でブラッシュアップするようになった。

 

今回は最新アルバム『DEAR.』のリード曲「Masquerade」
にインスピレーションを受けて、曲順から演出、衣装、グッズまでを山田涼介が担当。

 

9人が仮面舞踏会への招待状を運ぶ映像から、
その舞踏会の場であるメインステージ、天上にはゴージャスなシャンデリア、
ステージを華やかに彩る幾多のコスチュームの中には、
NEWSの増田貴久がデザインしたものも。

 

そして曲によって放つ光が変わるペンライトも仮面仕様と、
その統一感は見事なものだった。

 

MCで山田は「半年前、取材を受けている最中にパッとアイディアが降りてきて、
メンバーに(構成を)やらせてとお願いした」と明かしてくれたが、
その閃きをここまで具現化させた彼のプロデュース力に驚かされた。
ファン層が広がったからこそ、自分たちの真髄を届ける

 

 ダンスで魅せることが多かったのも、
コンセプトがしっかりした“舞踏会”だからこそなのかもしれない。

 

ツアーを重ねるにつれそのスキルは上がっているけれど、
今回は特にフォーメーションダンスに魅せられた。

 

タンバリンを使った愛らしいものやイスを使ったセクシーなもの、
花道いっぱいに1列になったものと、
会場をフルに生かすパフォーマンスのバリエーション
は楽しさを増幅させてくれたし、「SUPERMAN」では巨大な
シャンデリアのゴンドラに乗るだけでなく、後半からは精巧なダンスで高揚感を煽った。

 

 続く「Tasty U」、ストリングスアレンジされた
「Ride With Me -2016-」の流れは、グループの
クールな部分をもっとも表現していたように思う。

 

テレビの彼らだけを観てきた人は意外に感じるかもしれないが、
これもHey! Say! JUMPなのである。

 

逆に、個々の活動が忙しいなかで、ここまで揃ったダンスを完成させたことに感服した。

 

以前からよく「コンサートでの僕らが本来の姿」と語っていただけに、
ステージにかける努力は少しも惜しまない。

 

ファン層が広がった今だからこそ、自分たちの真髄を届けようと、
より多くの情熱を注いだのだろう。

 

 この日は、10月26日に発売する新曲「Fantastic Time」も披露。

 

終始踊るネオレトロ・テクノポップで、新たな魅力を引き出していた。

 

ダンス曲が多かったからこそ際立った曲もある。

 

伊野尾慧のピアノから始まる「ChikuTaku」だ。

 

切なさを助長させる伴奏で山田と薮がしっとりと冒頭を歌い、
一瞬の静寂の後に岡本圭人と中島裕翔、八乙女のJUMP BANDがドラマティックに盛り上げる。

 

JUMP BANDの演奏は今回この曲のみだったが、タイトなプレイは本当に安定感がある。

 

ここで聴かせる薮と八乙女のハモリは、その美しさに格別の感情を思い起こさせた。

 

また、「Dear.」での山田と薮のハーモニーは温かみを感じさせるなど、
ダンスに負けない歌力を聴かせてくれた。

 

10周年イヤーを前に、グループとして個人としても自信

 

 と、ここまで音楽に真摯に取り組む彼らをフィーチャーしたけれど、
アイドルとしての輝きも、もちろん増していた。

 

今回の伊野尾慧&八乙女光、山田涼介&有岡大貴、知念侑李&岡本圭人、
中島裕翔&高木雄也&薮宏太のシャッフルユニットは、
9人というグループ性を生かして、かなりバラエティ豊か。

 

MCでの賑やかさは相変わらずだが、観客に手を振ったり、
怒濤の投げキスをする姿からも、それぞれがJUMPというグループに、
自分自身に大きな自信を持ったように映った。

 

 そんな自信に満ちあふれた彼らは、もうすぐ10周年イヤーに突入。

 

節目となる時期に、東京ドームでの初の年末年始単独コンサートを
開催することが決定した。

 

メンバーは「信じられない!」というリアクションだったようだが、
加速する人気からすると、自然な流れではないかと思う。

 

「10周年は感謝の年にしたい。皆さんは僕たちの生きる道標になっています。
ステキな思い出をありがとうございました」。

 

薮が放ったジェントルな挨拶で締めくくられた舞踏会は、
間違いなくJUMP史上ベストライブだったが、
この年末年始にどうアップデートされるのか、
彼らへの期待がまたひとつ増えた。

 

平成という時代をジャンプする。

 

彼らは今、いちばん大きなジャンプをしようとしているのかもしれない。

 

Hey! Say! JUMPの着メロ・着うたならここです。

 

 

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